きれいな歯並びは
歯医者選びから!

30代で歯がボロボロな女性にこそまず矯正歯科をおすすめする理由

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まだ30代なのに歯がボロボロ。
治療したいけれどいくら歯医者でもボロボロな口の中を見せるのに抵抗がある。
どんな治療をするのか、どれくらいの費用がかかるのかわからないから歯医者へ行きづらい。

そんな方にこそおすすめするのが、まず「矯正歯科」を受診することです。
なぜ矯正歯科への通院をおすすめするのか、その理由について解説します。

なぜ歯がボロボロな30代女性に矯正歯科がおすすめなのか

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歯がボロボロの状態では、まずは虫歯治療や歯周病治療などを取り扱う一般的な歯医者への通院が思い浮かぶでしょう。
でもその前に、まずは「矯正治療」も取り扱っている歯医者を受診することがおすすめです。

矯正治療は考えていないけど…という方も、なぜ矯正治療を取り扱っている歯医者がおすすめなのかをぜひ確認してみてください。

①歯がない人を見慣れている

歯がボロボロな20~30代の方がよくいうのが「歯がボロボロなので歯医者に見せることに抵抗がある」ということです。

矯正治療では、歯を移動させるスペースを設けるために抜歯をすることがよくあります(これを便宜抜歯といいます)。そのため、矯正歯科医師は歯がない状態の患者さんを見慣れています。

自分は歯がボロボロで、矯正治療をする人よりももっと多くの歯がないと思うかもしれませんが、歯医者にとっては大きな違いはありません。
また、矯正器具を付けると歯磨きがしづらくなるため虫歯になる人は多く、虫歯になった歯も、さらに歯並びや噛み合わせがボロボロな人も見慣れています。

もちろん一般の歯医者も歯がボロボロな患者さんを見慣れていますが、それでも不安な方は矯正歯科を選んでみてはいかがでしょうか。

②無料相談を行っている

矯正治療取り扱い歯医者では、無料相談・カウンセリングを行っている歯医者が多くあります。
ボロボロな歯を治療したいけれどどのくらい費用がかかるかわからない、という方は、まずは矯正歯科の無料相談を活用するのがおすすめです。

ただし、この場合は矯正治療専門歯科ではなく、一般歯科(虫歯治療や歯周病治療)も取り扱っている歯医者を選ぶようにしましょう。矯正治療専門歯科では矯正治療を行わない・検討していない場合は治療内容や費用についての相談を断られたり、矯正治療以外の治療方法について相談できないこともあります。

無料相談の内容は歯医者によって異なり、初回からお口の中を直接見たり検査をして相談する医院もあれば、初回はお口の中を見ずに患者さんのお悩みのヒアリングを聞き取るだけの医院もあります。
お口の中を見せるのに抵抗がある方は、お口の中を見せずに相談できる歯医者を選びましょう。公式ホームページに無料相談の内容を記載している歯医者も多くありますし、予約の際にスタッフに「この相談では口の中を見せたくない」と伝えておくのもOKです。

無料相談を活用してお口の中を見せてもいいと思える歯科医師を探してから、実際に口の中を見せたり検査を受けるなどの診断を受けてみてはいかがでしょうか。

③治療の選択肢が広がる

ボロボロな歯を治療するときにまず矯正治療も取り扱っている歯医者で相談することで、治療の選択肢が広がる可能性があります。

歯がボロボロということは既に歯を失っていたり、治療で機能の回復が見込めない歯を抜くなど歯を失う可能性が高いでしょう。失った歯は主にブリッジや入れ歯、インプラントなどで補う治療が提案されますが、矯正歯科を受診していれば、矯正治療で失った歯を補うことができるか診断してもらうことができます。

ブリッジは7~8年で寿命といわれており定期的な作り直しが必要で、削って土台とする自分自身の歯がダメになってしまう可能性も高いといわれています。
入れ歯はしっかり噛めない、口臭が気になる、取り外しての清掃が必要などデメリットも多いため、ボロボロな歯を治療する選択肢の一つとして矯正治療についても聞いてみてはいかがでしょうか。

④治療後の歯並び・噛み合わせが良くなる

矯正よりも一刻も早くボロボロな歯を治したいと思うかもしれませんが、治療が終わってお口の中の状態が良くなるとともに、歯並びや見た目が気になりだすことも少なくありません。特に20~30代の女性なら、口元がきれいになることでおしゃれや美容を楽しみたくなることもあるでしょう。

時間や費用をかけてやっと終わったのに、見た目や歯並び、噛み合わせなどが気になって再度治療を始めなくてはいけないのは嫌ですよね。また、歯を動かすスペースを確保するためにせっかく治療した歯を抜きましょう、といわれてしまうこともあります。

矯正治療は基本的に歯並びと噛み合わせを適切に整えることを目的として治療を行うため、矯正治療を取り扱っている歯医者ならただボロボロな歯を治すだけでなく、歯並びや見た目を考慮した治療が受けられる可能性が高いでしょう。

治療のゴールが「ボロボロな歯を治すだけ」か「ボロボロな歯を治して歯並び、噛み合わせが良好な状態を目指す」のかで治療方法も異ります。
残念ながらどこの歯医者でも治療を受ければ歯並びや噛み合わせが整う、というわけではないので注意しておきましょう

矯正歯科なら入れ歯を回避できるかも!

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歯がボロボロ、お口の中が全体的にボロボロだと、入れ歯治療を思い浮かべる方もいるでしょう。

でも、入れ歯は痛みを感じる、しっかり噛めない、見た目が気になるなど、できれば避けたいですよね。 治療前に矯正歯科にかかっていれば、入れ歯治療を回避できるかもしれません。

矯正治療は、ただ歯が抜けてしまった部分に歯を動かして歯を補うだけでなく、計画的に歯を動かすことでブリッジやインプラントができるようになり、入れ歯を回避できる可能性があるんです。

ブリッジという選択肢

連続した複数の歯を失ってしまっていると空いているスペースが広く、ブリッジをしても土台となる歯への負担やブリッジの耐久性の問題から、入れ歯を提案されることがあります。

ですが、矯正治療で歯並びを整えたり、奥歯を手前に移動させてスペースを少し埋めることで、ブリッジでの治療ができるようになるかもしれません。
ブリッジであれば取り外して清掃する必要もなく、白いブリッジを選択すれば自分自身の歯に近い見た目に回復することができます(白いブリッジは自費診療となる場合があります)。

公的医療保険を適用したブリッジもあるため、比較的安価な費用で治療できるのも嬉しいポイントといえるでしょう。

インプラントと矯正治療の併用

矯正治療をしても補えない隙間にインプラントを埋入して歯並びや噛み合わせを整えることで、入れ歯を回避できるかもしれません(ここでのインプラントとは矯正用インプラントではなく、失った歯を補う歯科インプラントのことを指します)。

まず、矯正治療では隙間をすべて埋められないと判断した場合、矯正治療をする際にインプラントを埋入するためのスペースを意図的に確保しながら歯を移動させます。そして、最後に確保したスペースにインプラントを埋入することで、理想的な太さのインプラントを埋め込めるようになります。

また、計画的に矯正とインプラントを行うことで、埋入するインプラントの本数を最小限に抑えることができます。
理想的な本数のインプラントを埋入すると矯正治療で噛み合わせを整えることで自分自身の歯にもインプラントにもかかる負荷を減らすことができ、お口の健康を長く保てる可能性も高まります。

噛み合わせが悪いと自分自身の歯やインプラントの歯が割れたり壊れたりしやすいこと、歯並びが悪いと虫歯になりやすいため再度治療費がかかること、などを考えると、矯正治療とインプラントを併用した治療のほうが結果的に費用を抑えられるかもしれません。

ボロボロな歯を治療する歯医者を選ぶポイント5つ

ボロボロな歯を治療する歯医者を選ぶポイント5つの画像ボロボロな歯を治療する歯医者を選ぶポイント5つの画像

矯正治療を取り扱っている歯医者をおすすめする理由を説明してきましたが、矯正治療を取り扱っているどの歯医者でもいいわけではありません。

歯がボロボロで歯医者に行くのを迷っている方、不安に思っている方は以下のポイントを基準に歯医者を探してみてください。

①一般歯科・矯正歯科の両方を取り扱っている

ここまで「矯正歯科」がおすすめであるとお伝えしてきましたが、矯正歯科専門ではなく「虫歯や歯周病治療などを行う一般的な歯科治療と矯正歯科治療の両方を取り扱っている歯医者」であることがポイントです。

一般的な歯科治療のみを取り扱っている歯医者では矯正治療についての選択肢を聞くことが難しく、矯正歯科治療のみを取り扱っている歯医者では虫歯や歯周病治療などボロボロな歯を治療する方法を聞くことができない可能性が高いでしょう。

一般歯科と矯正歯科の両方に対応している歯医者であれば、虫歯や歯周病治療も矯正治療も同じ歯医者で受けることができます。お口の中は一貫性をもって治療をしたほうがいい治療結果が得られるといわれており、複数の歯医者でそれぞれ治療を受けるよりも1つの歯医者で治療を受けるほうが一貫性のある総合的な治療を受けることができるでしょう。

また、矯正治療で抜く歯は治療しない、ある程度まで治療をしたら仮歯にして矯正治療が終わってから最終的な被せ物を作る、など、2つの治療を組み合わせた治療計画を立ててもらうことができ、治療にかかる費用や期間を短縮することができます。

②相談や不安をじっくり聞いてくれる

治療の内容や治療を受けることについて、時間をとってしっかり相談できる歯医者を選びましょう。

まだ30代なのに歯がボロボロということは、歯医者で治療を受けることへの恐怖や不安感が強くあるのではないでしょうか。ボロボロな歯を、歯医者とはいえ他人に見せることに対して不安もあるでしょう。

治療を始める前に相談でしっかり話を聞くことを大切にしている歯医者を選ぶことで、相談をするうちに口を見せてもいいかなと思える歯科医師がきっと見つかるでしょう。

③家から近いなど通院しやすい

歯がボロボロな場合、基本的に1度の通院では治療が終わりません。

わざわざ行かなくてはいけない場所の歯医者を選んでしまうと通院の都合がつけづらくなったり、通院が面倒になってやめてしまうことがあります。
また、治療中にちょっと痛みが出てきた、矯正治療の装置が外れたなどトラブルが起きた際に通院がしづらいのもデメリットです。

最後まで通院を続けるためにも、家・学校・職場から近い、通勤・通学の途中にあるなど通院しやすい場所の歯医者を選ぶことがおすすめです。
 
信頼できる歯科医師がどうしても遠方の歯医者でしか見つからないという場合は、通院頻度はどのくらいか、予約は取りやすいかなど通院を続けられそうかどうかを良く確認して通院を決めましょう。

④歯科恐怖症の方に対応できる

歯科恐怖症とは、歯医者に行くこと、歯科治療を受けることに強い恐怖や不安を感じる症状のことをいいます。歯がボロボロでも治療を受けてこなかった場合、歯科恐怖症であることも少なくありません。

歯科恐怖症ではなくても、ボロボロの歯を他人に見せる、治療を受けるというのは不安や恐怖が伴うものです。そこで、歯科恐怖症への対応が得意な歯医者、対応できることを明記している歯医者を選ぶことで、歯医者の対応や関係性で不安や恐怖を感じる機会が少なくすむかもしれません。

また、歯科恐怖症に対応している歯医者では、痛みを感じやすい患者さん向けに笑気麻酔や静脈鎮静法など痛みを感じにくく、リラックスして受けるための麻酔のような処置を用意している歯医者もあります。

歯医者側も恐怖や不安を感じている患者さんを多く見ているので、不安になった時や相談したいときに言い出しやすい、対応してもらいやすいでしょう。

⑤相談のみでも受け付けている

相談のみでも受け付けている場合、お口の中を見せずに治療の不安や疑問を聞くだけでも通院できる歯医者が多いでしょう。もちろん、口の中を見てみなければ答えられない治療内容や疑問もありますが、まずは相談することで治療をする歯科医師の人となりや歯医者の雰囲気を知ることができます。
口の中を見せたくない、治療を始めるには不安があるという方は、まずは相談のみで通院してみましょう。

また、歯がボロボロな場合は複数箇所、複数回の治療が必要になったり、保険適用の治療だけでなく自費診療の治療も行うなど選択肢が多くなります。
初回から治療を始めるとなると受ける治療内容について納得も理解もできていないままになりやすく、不安や恐怖を感じやすかったり、治療後の結果に満足できない可能性も考えられます。

歯がボロボロな場合の治療費はいくら?

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治療内容はどのように歯がボロボロなのかによって異なりますが、よくある治療の費用をまとめてみましたので参考にしてみてください。
(別途診断や再診料等で費用がかかるため、実際に通院時に支払う費用は異なる場合があります)

治療項目 公的医療保険 自費診療(平均費用)
受診・共通費用
初診料 1,230円 3,000~5,000円
X線検査
(デジタルパノラマレントゲン)
1210円
虫歯治療(小さめの虫歯)
CR / コンポジットレジン 790~950円 5,000~10,000円
CAD/CAMインレー 2,810~3,300円
インレー /小臼歯
(金銀パラジウム合金)
1,340~2,390円
インレー /大臼歯
(金銀パラジウム合金)
1,710~2,950円
セラミックインレー
(金銀パラジウム合金)
40,000~80,000円
虫歯治療(大き目の虫歯/被せ物)
差し歯の土台/前歯~大臼歯
(メタルコア)
590~1,020円
差し歯の土台/前歯~大臼歯
(ファイバーコア)
670~1,040円 10,000~20,000円
レジン前装冠/前歯・小臼歯 1,910~3,580円
フルメタルクラウン/小臼歯
(金銀パラジウム合金)
3,740円
フルメタルクラウン/大臼歯
(金銀パラジウム合金)
4,690円
セラミッククラウン/前歯・小臼歯 70,000~150,000円
セラミッククラウン/大臼歯 70,000~150,000円
ジルコニアクラウン/小臼歯 100,000~200,000円
ジルコニアクラウン/大臼歯 100,000~200,000円
ブリッジ
型取り・装着費等 1520円
土台となる歯が前歯の場合
(金銀パラジウム合金)
3,010円
(×土台となる歯の本数)
土台となる歯が前歯小臼歯の場合
(金銀パラジウム合金)
2,830円
(×土台となる歯の本数)
土台となる歯が大臼歯の場合
(金銀パラジウム合金)
3,570円
(×土台となる歯の本数)
前歯のブリッジ
(金銀パラジウム合金/レジン前装冠)
5,840円
(×補う歯の本数)
小臼歯のブリッジ
(金銀パラジウム合金)
4,790円
(×補う歯の本数)
大臼歯のブリッジ
(金銀パラジウム合金)
5,310円
(×補う歯の本数
セラミックブリッジ 100,000~150,000円
(×土台・補う本数)
ジルコニアブリッジ 1100,000~200,000円
(×土台・補う本数)
矯正治療
表側矯正 600,000~1,000,000円
裏側矯正 800,000~1,500,000円
部分矯正 200,000~600,000円
インプラント治療
インプラント
(被せ物の種類によっても異なります)
300,000~500,000円
(×治療本数)

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※公的医療保険を適用した場合…令和4年4月1日実施の社会保険歯科診療報酬点数早見表より3割負担の場合を計算、1の位を四捨五入しています。
※自費診療の場合…2024年1月時点メディカルネット調べ平均費用、各歯科医院によって費用が異なります。

まとめ

まとめの画像まとめの画像

歯がボロボロだと、歯医者に行くのも不安や恐怖が強いですよね。
そんな方にこそおすすめしたいのが、矯正歯科治療・一般歯科治療を取り扱っている歯医者です。失った歯の本数が多い場合は、さらにインプラントも取り扱っている歯医者だと受けられる治療の種類や幅が広がります。

また、治療前のカウンセリングに力をいれている歯医者や歯科恐怖症に対応している歯医者を選ぶことで、治療への不安や悩みが少しでも解消できるかもしれません。
すぐにお口の中を見せたり、治療を始めなくても大丈夫です。まずは歯医者に行って相談してみてくださいね。

矯正歯科ネットプラス編集部

この記事の執筆者

矯正歯科ネットプラス編集部

矯正歯科ネットプラス編集部は、メディカルネットが運営する矯正歯科に特化した情報サイト「矯正歯科ネットプラス」で日々配信を行っています。

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矯正歯科ネットプラス編集部には、歯科医師・歯科衛生士が在籍しております。

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