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矯正治療中に虫歯になりやすい原因を紹介!3つの予防法も歯科医師が解説

矯正治療中に虫歯になりやすい原因を紹介!3つの予防法も歯科医師が解説 監修:小田垣 直弥歯科医師の画像

歯列矯正って虫歯になりやすいって耳にしたことありませんか?矯正治療中でも虫歯の治療ができるものの、できたら虫歯ゼロできれいな歯列を手に入れたいものです。

今回の記事は、矯正治療中に虫歯になりやすい原因を紹介しています。また「虫歯の予防法も知りたい方」に向け、適切な虫歯予防方法も解説しています。
これから矯正治療を検討している方や、これから行う方はぜひ参考にしてみてください。

※本記事は 鶴見ニコ矯正歯科 の歯科医師が監修しています。

この記事の執筆監修医師

小田垣 直弥 歯科医師

小田垣 直弥 歯科医師

  • 執筆
  • 監修

私自身も矯正治療を受けた経験があり、矯正治療の喜びを患者様に実感してもらい「ニコッ」と笑顔になって欲しいという気持ちで毎日診療しております。
そのため、ほんのわずかな疑問や不安も相談できる、ご家族やご友人に紹介したくなるような矯正歯科医院を目指しています。
歯並びに関するお悩みやご希望がございましたら、お気軽にご相談ください。

研究論文:SOST/スクレロスチンを介した歯の移動における骨細胞-PDLクロストークの役割

矯正中の歯が虫歯になりやすい原因をケース別に解説

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一般的に、矯正治療中は虫歯になりやすいといわれています。では、なぜ矯正治療中は虫歯になりやすいのでしょうか?

代表的な3つの歯列矯正の方法において、それぞれ虫歯のリスクが上がる原因が異なります。
ここからは虫歯になりやすい原因を歯列矯正の方法別に紹介していきます。

表側ワイヤー矯正の場合

表側にワイヤーが取り付けられている矯正装置は歯面に”ブラケット”という器具が接着されており、非常に凸凹した形になっています。凸凹部分には汚れが非常につきやすく、虫歯のリスクが上がります。

またブラケットに通しているワイヤーが歯磨きの邪魔をしてしまうため、歯の表面に歯ブラシの毛先が届きにくくなり、汚れが溜まった状態になってしまうことが多いのです。

裏側ワイヤー矯正の場合

裏側ワイヤー矯正は、表側ワイヤー矯正と同じように 矯正器具がついているため、歯磨きの難しさを感じる ことでしょう。
しかし、歯列の内側は唾液に満たされています。そのため、自浄作用や殺菌作用などが働いて虫歯のリスクは表側に比べると低くなります。

最近では「周囲の視線を気にすることなく、矯正をしたい」という方が増えてきたため、裏側ワイヤー矯正をされる方も多くおられます。

裏側ワイヤー矯正は、舌への違和感があるかもしれませんが、見た目も変わらず虫歯リスクも低くなるため、メリットが多い矯正方法だといえるでしょう。

マウスピース型矯正装置の場合

マウスピース型矯正装置(マウスピース矯正)は透明のマウスピースを1日20時間以上装着し、歯を動かします。

マウスピース矯正は、長時間装置を装着する必要があるため、お口の中が 不衛生のまま付けていると虫歯のリスクは高くなる と考えられます。マウスピースを装着したまま水以外のものを飲食してしまうと、虫歯のリスクはさらに上昇します。

また、マウスピース側も清潔に保たれていないと、 口腔内が常に汚染された状態になり虫歯菌が増えてしまうのです。
ワイヤー矯正に比べ治療していることが見た目で分かりにくいことから、知名度が上昇中のマウスピース矯正ですが、こまめなケアが必要になります。

矯正中に大切な虫歯の予防方法3選

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せっかくきれいな歯を手に入れるために矯正をしているにもかかわらず、ケアを怠ったせいで虫歯になってしまうのは本末転倒です。
そのため矯正中は入念な虫歯予防が必要です。徹底した虫歯予防を行うためには3つのポイントがあります。

  • 適切なブラッシング方法で歯磨きを行う
  • フロスを使用する
  • 甘いものの摂取を減らす

ここからは、上記の3つのポイントについて詳しく紹介していきます。

マウスピース型矯正装置の場合

虫歯を予防するために、最も重要なポイントは、適切なブラッシング方法で歯磨きを行うことです。

丁寧なブラッシングをしているつもりでも、実は口の中には汚れが残っていることがほとんどです。
歯の表面のブラッシングを丁寧に行うのはもちろんですが、歯と装置の間のブラッシングも丁寧に行う必要があります。

丁寧なブラッシングを行うためには、1つのブラシで完結するのではなく、 形状が異なるブラシをいくつか活用しながら磨くのもポイントの1つです。

例えば、歯と装置の間のブラッシングはブラシの頭が小さくなっているものをチョイスするのがおすすめ。

フロスを使用する

デンタルフロスを使用して、歯と歯の間や歯肉付近に付着した汚れを取り除くことをフロッシングといいます。

丁寧なブラッシングを行っても、歯と歯の間には汚れが溜まっている ことがあるため、フロスを使用して細かな汚れも意識して除去しましょう。
フロッシングの方法としてはインターデンタルブラシやウォーターピックの使用も効果的です。

甘いものの摂取を減らす

虫歯のリスクを最も高めるものは甘いものの摂取といわれています。

甘いものの摂取はダラダラ食べではなく、1日の中で時間を決めた上でまとめて摂取することでリスクを下げることができます。

矯正治療中に虫歯が見つかった場合は歯科医師にご相談を

日ごろから、丁寧なブラッシングを心がけていても、きちんと磨ききれている人は少ないでしょう。
そこに複雑な器具が装着されるわけですから、矯正中は、虫歯のリスクがアップするのは当然です。

どれだけ丁寧なケアをしていたとしても、虫歯になってしまう事はあります。
万が一、矯正治療中に歯に異常を感じた場合には、歯科医師に速やかに相談することが大切です。

監修歯科医師 鶴見ニコ矯正歯科 小田垣 直弥のプロフィールはこちら

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