マウスピース矯正
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マウスピース矯正とは、透明なマウスピース型装置を段階的に交換しながら歯を動かす矯正治療です。装置が目立ちにくく、取り外しが可能なため、見た目や日常生活への影響を抑えながら治療を進められる方法として選ばれています。
マウスピース矯正とは、透明なマウスピース型装置を段階的に交換しながら歯を動かす矯正治療です。装置が目立ちにくく、取り外しが可能なため、見た目や日常生活への影響を抑えながら治療を進められる方法として選ばれています。
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マウスピース矯正とは?

この記事の監修医師
木下 裕貴 歯科医師
- 監修
北海道大学歯学部卒業後、同大学病院で研修医を修了。その後、札幌市内の歯科医院で副院長・院長を歴任し、2023年より北海道内の医療法人(医療法人社団天祐会)の副理事長に就任。2026年に歯科技工士免許も修得しています。
現在は、ファミリーデンタルクリニック(帯広市)、イオン元町歯科(札幌市)、駒場ファミリー歯科(網走市)など、北海道内の複数の歯科医院で矯正治療を担当しています。
その他、口唇ヒアルロン酸注入・ボツリヌストキシン治療・リップのアートメイクなどの施術も行うことで、単に歯並びを整えるだけにとどまらず、口周りの総合的な美しさを追求しています。
マウスピース矯正とは、透明のマウスピース型装置を段階的に交換しながら、歯を少しずつ移動させていく矯正治療です。従来のワイヤーやブラケットを固定する方法とは異なり、患者さん自身で取り外しができる点が特徴とされています。
一般的には、コンピュータによるシミュレーションを用いて歯の移動計画を立て、その計画に基づいて複数枚のマウスピースを作製します。装置が目立ちにくく、食事や歯磨きを普段通り行いやすいことから、日常生活への影響を抑えたい方に選択されることの多い治療法です。
マウスピース矯正のメリット
マウスピース矯正には、次のような利点が期待できると考えられています。
装置が目立ちにくい
透明な素材を使用しているため、装着中も周囲から気づかれにくく、見た目に配慮した矯正治療を希望する方に適しています。
口腔内を清潔に保ちやすい
食事や歯磨きの際に装置を外せるため、装置に汚れが溜まりにくく、普段と同じケアを続けやすいとされています。
異物感や刺激が比較的少ない
金属製の装置を使用しないため、ワイヤー矯正と比べて口腔内への異物感や刺激が少ない傾向があります。また、金属アレルギーの心配がない点も特徴の一つです。
※得られる効果や感じ方には、症例や生活習慣による個人差があります。
マウスピース矯正のデメリット
治療の特性上、以下の点には注意が必要です。
適応できないケースがある
歯の移動量が大きい場合や、骨格的な問題が強い症例では、マウスピース単独での治療が難しいと判断されることがあります。
装着時間の自己管理が必要
1日20〜22時間程度のマウスピース装着が求められるため、装着時間を守れない場合、治療計画に影響が出る可能性があります。
紛失や破損のリスクがある
取り外しが可能な装置であるため、外出先などで紛失したり、誤って破損したりする可能性があります。紛失や破損が生じた場合、再製作に時間や追加費用がかかることがあります。
マウスピース矯正の治療期間
治療期間は歯並びの状態や治療範囲によって異なりますが、一般的には1年〜3年程度が目安とされています。
前歯のみの部分矯正であれば数ヶ月で終了することもありますが、噛み合わせ全体を整える場合には数年を要します。治療後には、歯並びを安定させるための保定期間が別途必要となります。
木下 裕貴 歯科医師
監修医師が解説
「マウスピース矯正はいつから歯並びの変化を実感できる?」
マウスピース矯正では、早い方では1〜2か月ほどで「少し歯が動いてきた」「前歯の重なりが軽くなってきた」と変化を感じることがあります。特に前歯の軽いガタつきやすき間の改善は、比較的実感しやすい部分です。ただし、実際の変化の感じ方には個人差があります。歯を大きく動かすケース、奥歯のかみ合わせを整えるケース、抜歯を伴うケースでは、見た目の変化を感じるまでに3〜6か月以上かかることもあります。
マウスピース矯正の費用相場
マウスピース矯正は、基本的に自由診療(自費診療)です。
費用の目安:20万円〜120万円程度
部分矯正では20万円〜60万円前後、全体矯正では70万円〜120万円前後が一般的な範囲とされています。検査費用や保定装置の費用が別途かかる場合もあり、治療内容や医院の料金体系によって総額は異なります。
木下 裕貴 歯科医師
監修医師が解説
「マウスピース矯正はなぜワイヤー矯正より安いといわれるのか?」
マウスピース矯正がワイヤー矯正より安いといわれる理由としては、症例の難易度や治療範囲が限定されている場合があることが大きな要因です。特に、前歯だけを整える部分矯正や、軽度の歯並びの乱れを対象にしたプランでは、治療期間や通院回数が少なくなり費用を抑えやすくなります。ただし、すべてのマウスピース矯正が安いわけではありません。全体矯正や難しいかみ合わせの改善が必要な場合は、ワイヤー矯正以上の費用になることもしばしばあります。費用だけで判断せず、治療範囲・仕上がりの目標・追加費用の有無を確認することが大切です。
マウスピース矯正は保険適用される?
マウスピース矯正は、原則として保険適用外(自費診療)です。
矯正治療が保険適用となるのは、先天的な疾患や顎変形症など、国が定める特定の条件を満たす場合に限られます。これらに該当する場合でも、マウスピース型矯正装置が使用できないケースもあります。
マウスピース矯正の注意点
治療を検討・継続する際には、以下の点に留意してください。
飲食時の取り扱い
食事や水以外の飲み物を摂取する際は装置を外す必要があります。装着したままの飲食は、虫歯や装置の変形・着色につながる場合があります。
定期的な通院が必要
歯の動きを確認して治療計画を調整する必要があるため、定期的な受診が必要です。
紛失への注意
取り外し可能な装置のため、外出先での紛失に注意してください。また、必ず専用ケースで保管する習慣をつけることが大切です。
木下 裕貴 歯科医師
監修医師からのメッセージ
マウスピース矯正は、目立ちにくく取り外しができる一方で、装着時間を守る自己管理がとても大切な治療です。また、歯並びの状態によっては適応が限られたり、ワイヤー矯正の方が向いていたりする場合もあります。費用や見た目だけで選ばず、治療期間、仕上がりの目標、追加費用、通院頻度などを事前に十分確認するようにしましょう。
木下 裕貴 歯科医師
監修医師が解説
「マウスピース矯正中にホワイトニングはできる?」
マウスピース矯正中でも、ホワイトニングを併用できる場合があります。ただし、矯正用マウスピースをそのままホワイトニング用トレーとして使えるかどうかは、歯の動き方やアタッチメントの有無、薬剤の種類によって判断が必要です。特に注意したいのは、アタッチメントが付いている部分は薬剤が均一に当たりにくく、色ムラが出る可能性があることです。