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裏側矯正(舌側矯正)は、歯の裏側に矯正装置を装着して歯並びを整える治療法です。装置が外から見えにくく、人前でも気にせず過ごしやすい点が特徴で、見た目に配慮しながら矯正治療を進めたい方に選択されることがあります。

裏側矯正(舌側矯正)は、歯の裏側に矯正装置を装着して歯並びを整える治療法です。装置が外から見えにくく、人前でも気にせず過ごしやすい点が特徴で、見た目に配慮しながら矯正治療を進めたい方に選択されることがあります。

裏側矯正とは?

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裏側矯正とは、歯の表側ではなく裏側(舌側)にブラケットとワイヤーを装着し、歯並びを整える矯正治療です。舌側(ぜっそく)矯正とも呼ばれます。

歯を動かす仕組み自体は一般的なワイヤー矯正と同様ですが、装置が歯の裏側にあるため、会話や笑った際にも装置が見えにくい点が特徴です。矯正装置の見た目が気になる方や、人前に出る機会が多い方に検討されることがあります。

裏側矯正のメリット

裏側矯正には、次のような点が挙げられます。

装置が目立ちにくい

歯の裏側に装置を装着するため、日常生活において矯正治療中であることに気づかれにくいのが特徴です。

前歯の位置調整に適している場合がある

歯を内側へ移動させる力をかけやすい構造のため、症例によっては前歯を後方へ下げる治療で選択されることがあります。

人前でも気にせず食事がとれる

装置が歯の裏側にあることで、食事中に装置が見える心配が少なく、外食や会食の場でも見た目を気にせず過ごしやすいと考えられています。

舌癖の改善につながる場合がある

装置が舌に触れる位置にあることで、無意識の舌の動きに気づきやすくなり、舌癖の改善を意識するきっかけとなる場合があります。

※効果や適応は、歯並びや骨格の状態によって異なります。

裏側矯正のデメリット

装置を歯の裏側に装着する特性から、以下の点には注意が必要です。

発音や舌への違和感が出ることがある

装置が舌に近い位置にあるため、治療開始直後は発音しづらさや舌の違和感を覚えることがあります。多くは時間の経過とともに慣れていきますが、個人差があります。

清掃の難しさ

装置が目視しにくい位置にあるため、歯磨きが難しくなる傾向があります。丁寧なブラッシングと定期的なメンテナンスが必要です。

費用が高くなる傾向がある

裏側矯正は歯の形状に合わせたオーダーメイドの装置製作や調整が必要となるため、一般的な表側矯正と比べて費用が高くなる傾向があります。

裏側矯正の治療期間

裏側矯正の治療期間は、一般的に2年〜3年程度が目安とされています。

歯並びの状態や抜歯の有無、歯の動きやすさによって期間は異なり、症例によってはこれ以上の期間を要する場合もあります。治療後には、歯並びを安定させるための保定期間が必要です。

裏側矯正の費用相場

裏側矯正は、基本的に自由診療(自費診療)です。

費用相場の目安:100万円〜150万円程度

歯の裏側の形状に合わせて装置を個別に製作する必要があるため、表側矯正と比べて費用が高くなる傾向があります。また、上下ともに裏側で行う場合と、上のみ裏側で行う場合とで費用は異なります。

裏側矯正は保険適用される?

裏側矯正を含む矯正治療は、厚生労働省が定める特定の疾患に該当する場合を除き、原則として保険適用外(自費診療)です。

多くは審美的な目的を含む治療として扱われ、全額自己負担となります。なお、保険が適用される症例であっても、裏側矯正が選択できるかどうかは、医療機関の診断や体制によって異なります。

裏側矯正の注意点

治療を検討・継続する際には、次の点を理解しておくことが大切です。

日常的なセルフケア

装置周辺に汚れが残りやすいため、歯間ブラシやタフトブラシなどを用いた丁寧な清掃が求められます。定期的な歯科医院でのチェックも重要です。

食事内容への配慮

硬い食品や粘着性の高い食べ物は、装置の破損や脱離につながることがあるため、治療期間中は注意が必要です。

適応の確認

裏側矯正が適しているかどうかは、歯の形状や噛み合わせ、骨格などによって異なります。精密検査を行ったうえで、治療方針について十分な説明を受けることが重要です。

矯正歯科ネットプラス編集部

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矯正歯科ネットプラス編集部は、メディカルネットが運営する矯正歯科に特化した情報サイト「矯正歯科ネットプラス」で日々配信を行っています。

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