矯正治療の
痛みや不快感
に関するQ&A
矯正治療中に一般的に経験する痛みの種類は何ですか？
矯正治療中に感じる痛みは主に3種類あります。
・歯が動くことによる、歯が浮くような痛みやうずくような痛み
・矯正装置が頬や舌などの粘膜に当たって生じる痛み
・歯が動いている期間に硬いものを噛む際に感じる痛み
矯正装置の装着後や調整後、痛みは通常どのくらい続きますか？
痛みは個人差がありますが、通常は装置を初めて装着した時やワイヤーの調整、新しいマウスピースに交換した直後の2〜3日がピークで、1週間程度でほとんど治まります。
マウスピース矯正は従来のワイヤー矯正よりも痛みが少ないですか？
一般的に、マウスピース矯正はワイヤー矯正よりも痛みが少ないと言われています。これは、マウスピースが歯全体を包み込むように弱い力を段階的に加えるため、一度に強い力がかからず、痛みが軽減される傾向があるためです。
自宅で矯正の痛みを和らげる効果的な方法はありますか？
痛みを和らげる方法としては、痛む部分を冷やす（保冷剤や氷を薄い布で包んで当てる）、市販の鎮痛剤を服用する、柔らかい食べ物を中心に摂る、そして装置が粘膜に当たる部分に矯正用ワックスを貼るなどが挙げられます。
強い痛みが続く場合、いつ矯正医に連絡すべきですか？
我慢できないほどの強い痛みが続く場合、眠れないほどの痛みがある場合、または装置が破損したりワイヤーが外れて粘膜を傷つけている場合は、速やかに矯正医に連絡してください。
矯正治療中の痛みは食事の内容に影響しますか？
はい、影響します。特に矯正器具を付けた後や調整後の痛みが強い期間は、硬いものや粘着性のある食べ物を避け、おかゆ、うどん、豆腐、蒸しパンなどの柔らかいものを食べることで、歯への負担を減らし、痛みを最小限に抑えることができます。
矯正装置の種類によって痛みの量は異なりますか？
はい、異なります。一般的にマウスピース矯正はワイヤー矯正よりも痛みが少ないとされます。ワイヤー矯正には、表側矯正と裏側矯正がありますが、痛みの差はほとんどないといわれています。
矯正装置による口内炎や刺激は正常ですか？
はい、特に口が装置に慣れる初期段階では、装置が粘膜に当たって口内炎や擦り傷ができることは一般的です。このような場合は、矯正用ワックスを装置の当たる部分に貼ることで、痛みを和らげることができます。
歯が動く痛みは、虫歯の痛みとどう違いますか？
歯が動く痛みは、歯の根っこがうずくような、または歯が浮いたような感覚と表現されることが多く、虫歯の鋭い痛みとは異なります。これは歯が移動している証拠であり、通常は1週間程度で治まります。
矯正治療中に歯が痛くて眠れない場合はどうすればよいですか？
痛みが強くて眠れない場合は、痛む部分を冷やすか、痛み止めを服用することを検討してください。それでも痛みが続く場合は、我慢せずに速やかに矯正医に連絡し、診察を受けてください。
矯正治療の痛みや違和感に慣れるまでどのくらいかかりますか？
装置装着後や調整後の強い痛みは数日で治まることが多いですが、装置の違和感自体に慣れるまでには個人差があり、約1週間から2週間程度かかることがあります。
痛みに敏感な場合、矯正医に事前に伝えておくべきですか？
はい、痛みの感じ方には個人差があるため、痛みに敏感であることを事前に矯正医に伝えておくことをお勧めします。これにより、矯正医は痛みを軽減するための治療計画や、適切な対処法についてより詳しく説明し、患者さんの不安を和らげることができます。
