矯正治療中に起こる
生活環境の変化
に関するQ&A
矯正治療中に別の都市に引っ越す必要が生じた場合はどうすればよいですか?
矯正治療中に転居が必要になった場合でも、医院や症例によっては治療を継続することができます。現在の矯正医から、これまでの治療に関する資料(レントゲン写真、歯型、治療計画など)と紹介状を受け取り、引っ越し先の矯正専門医院へ転医することができます。また、通院間隔を調整することで、引っ越し後も現在のクリニックに通い続けることが可能な場合もありますので、まずは矯正医にご相談ください。
妊娠した場合でも矯正治療を続けることはできますか?
妊娠中でも矯正治療を続けることは一般的に可能ですが、矯正医と産婦人科医の両方にその旨を伝え、連携を取ることが非常に重要です。つわりがひどい場合や、産婦人科医から安静の指示があった場合は、一時的に矯正治療を中断することもあります。
治療中に結婚式や重要なプレゼンテーションなどの特別なイベントがある場合はどうすればよいですか?
結婚式や発表会など、特別なイベントを控えている場合は、事前に矯正医に相談してください。ワイヤー矯正を一時的に撤去したり、イベントに合わせて治療計画を調整したりすることが可能な場合があります。ただし、イベントが終わった後は、速やかに再度クリニックで装置をつけてもらいましょう。
ワイヤー矯正装置やマウスピース型矯正装置を装着したまま旅行できますか?
はい、矯正装置を装着したまま旅行することは可能です。ただし、マウスピース型矯正装置の場合は、旅行中も1日20時間以上の装着時間を守ることが重要です。数日間外したままだと、歯が後戻りしたり、マウスピースが合わなくなったりする可能性があります。また、万が一のトラブルに備え、矯正用ワックスや痛み止めを持参すると安心です。
詰め物、クラウン、ブリッジ、または神経を抜いた歯がある場合でも矯正治療を受けることができますか?
はい、詰め物、クラウン、ブリッジ、または神経を抜いた歯がある場合でも、矯正治療を受けることは一般的に可能です。ただし、治療後の噛み合わせに合わせて、既存の詰め物やクラウン、ブリッジなどを再製作する必要が生じる場合があります。インプラントがある場合は、矯正治療が難しいことがあります。
矯正治療中に虫歯になった場合、どうすればよいですか?
矯正装置を装着していると歯磨きがしづらくなり、虫歯や歯周病のリスクが高まることがあります。矯正期間中に虫歯になってしまっても、矯正に影響しない範囲であれば治療が可能ですので、早めに歯科医に相談してください。 また、矯正治療を開始する前に、虫歯になっている場合は事前に治療を済ませておきましょう。
矯正治療中にスポーツや楽器演奏はできますか?
ほとんどのスポーツは問題なくできますが、ボクシングやラグビーなどの激しい衝撃を伴うスポーツでは、唇や歯茎を傷つける可能性があるため、矯正用マウスガードの装着が推奨されます。金管楽器や木管楽器、バイオリンなどは初期に影響が出ることがありますが、慣れると問題なく演奏できることが多いです。
矯正装置を装着したまま喫煙できますか?
矯正装置を装着したまま喫煙することは、一般的に推奨されません。タバコに含まれるニコチンやタールによって、マウスピースが変色する可能性があるためです。喫煙する際は、必ずマウスピースを外すようにしましょう。またマウスピースを再度つける前は、歯磨きやうがいを行い、清潔な状態にしてから装着することを推奨します。